Friday, June 19, 2009

我々について-クラブの目的

日本におけるバロック音楽の視聴を発展させるために作られた協会であって、多くの人々にバロック音楽や舞踊の魅力を感じて貰うために活動を行っております。又、日本におけるバロック音楽に関係のある人々を集め、協力し、活動を広げたいと思っております。
Kaminoge cultural Institute
Setagaya-ku Noge 3-10-16
☎:03-5758-3875
Fax:03-5758-3876
tokyo@baroque-je-t-aime.com
www.baroque-je-t-aime.com

クラブの目的やサービス

☆ 諦める代わりに行動したい人
☆ «バロック発展»コンテンツ、目的と計画
☆ ミュージシャンのためのサービス
☆ 一般の方々に向けたアクション
☆ Web上での紹介
☆ パートナーを集める
☆ 創立メンバーとその戦略

現状
 この数年、日本だけでなく世界各国で、音楽家の才能や情熱とは関係なくクラシック音楽の愛好家が減少していることは明らかです。バロック音楽においても、同じ傾向が見られます。
その原因は複雑ですが、中でも次のことが挙げられるでしょう。

・音楽を聴く習慣
どのようにして音楽を聴くか、という習慣は著しく変化しました。コンサートに足を運ぶにはある程度の労を要しますが、今や音楽はどこでも聴けるようになりました。たとえば自宅のCDやインターネットでも、運転中でも、散歩をしながらでも、携帯電話でだって聴けるのですから。
・音楽を発見する方法
ラジオ、テレビ、CDショップの特権であった、人々を“音楽を聴く”ということに習熟させる役割は、10年前に登場した未知なるシステムのせいで少しずつ失われています。ITunesが、そのインターネットテクノロジーの最たる例でしょう。ビジュアルによる吸引力がさらに強まり、いまやすべてのゴールドディスクにビデオクリップは不可欠となっています。
・社会モデル
20年前、クラシック音楽のコンサートに行くことは、ビートルズを見に行くことよりもお洒落でした。現在、テレビから広く流されるポップスというミサの儀式に行くことに人々は誇りを感じています。
・若者にとっての楽器の魅力
エレキ楽器は安く、仲間内であまりお金をかけずに楽しむことができます。
・財政モデル
クラシック音楽を企画・制作し、発売することはますますハイリスクになっています。聴衆は減り、レパートリーは変化に乏しく、忘れ去られた作曲家を蘇らせるのは容易ではありません。同様に、CDの生産量が少ないために、優れた音楽家が制作者側に知られていないという実情もあります。

私たちに出来る取り組み

音楽で生計を立て、聴衆と情熱を分け合いたいと思っている熱心なバロック音楽家にとって、活動の場は甚だしく狭まってきています。

・エリート主義の継続

ある種の音楽家たちは、自らを生まれながらにして才能に恵まれたエリートだと見なし、エリートでい続けることを願っています。
私たちは彼らの幸運を祈るべきでしょう。

・聴衆を拡大する活動
音楽家、弦楽器職人、熱心なアマチュア音楽家らは、この状況に甘んじることなく立ち上がる決心をしました。彼らは、このような負のスパイラル(少なくとも彼らにとっては)を数年以内に逆転させるような活動を提案しています。
そのためには、ただ純粋に音楽だけでなくて映像を用いるなど、21世紀の技術を駆使した発信方法を構築することが必要です。
これは1人の音楽家の力だけで成せることではありません。
そこで私たちは、演奏家、聴衆、音楽の専門家、音楽ビジネスに関わる人々を集めた団体を組織しようと考えたのです。彼らは協力して、すべてのメンバーにとって利益をもたらす活動を推し進めるでしょう。

その目的はバロック音楽がそのクオリティをとっても、聴衆の数をとっても、21世紀に適した普及方法をとっても、メジャーなジャンルになる音楽の世界を作ることです。



音楽家にとって必要なこと

ソロであってもグループであっても、音楽家は共通した望みを持っています。

A.彼らにとって適度なペース、頻度で音楽を聴いてもらい、高く評価されること。

B.音楽に通じた聞き手の前で演奏すること。
C.練習に必要な時間を割けるよう、収入が得られること。
D.できるだけ頻繁に情報を求められること、または演奏できる機会の情報をより多く入手すること。
E.希望するときに、彼ら自身でコンサートを組織できること。

これら5つの方向性において音楽家を支える活動は、すべて歓迎されることでしょう。

サービスの計画
以下の案が順次整い次第、協会は音楽家に提案します

1. 聴衆や様々な団体の住所リストを提供します。可能であれば、彼らの興味によってリストを区分けします。(事前に許可をとった上で)

2. 使用可能なコンサートホールのリスト(使用料なども含めて)を提供します。

3. 固定ファンをグループ化することで、年間を通じて一貫したコンサートプログラムが組めるような可能性を見出します。

4. 印刷物の準備、チケットの手配など、コンサート運営の実質面で協力します。

5. バロック音楽の入門、教育活動における指導者的役割において活躍していただきます。この活動は、若者、音楽ファン、成人、シニアなど、様々な立場の人々を対象に行います。この精神において、私たちは、少人数の聴衆に向けた対話型のコンサート形式を薦めます(~40名)。対話形式をとることによって、コンサートは音楽家にとっても、音楽を聴くために足を運んだ聴衆にとっても、より高い価値が生まれるはずであり、聴衆は再度足を運ぶようになるでしょう。

6. CDを発売したり、コンサートを行ったりしない場合、インターネット上に紹介の場を設けます。

7. CDやDVDへの録音や焼きこみの協力をします。



現在の聴衆を常連にする

バロック音楽のコンサートに行く人々は、音楽通と初心者に分けられます。双方とも、この音楽世界をより深く理解するあらゆる手助けに興味を持っています。


彼らは、私たちが発信する盛りだくさんの情報(配布物、スピーチ、対話)をありがたく受け取ることでしょう。このコミュニケーションのアプローチには、いくつもの形があります。

もっとも効果的なコミュニケーションの形は、徹底的にインターネットを利用することです。

インターネット上には、以下のようにグループ化できる情報があります。

- バロック音楽の歴史と小史
- 楽器について。その歴史と技術
- 専門の楽器の販売店について
- 音楽家について。その経歴とコンサートのプログラム
- CD、DVDショップについて
など
(以下、この次の章をご参照ください)

新たな聴衆を開拓する

1. 老人ホームや小中学校、高校では、音楽家と触れ合う時間、パンフレットの配布、ミニイベント(コンサート)などの活動にとりわけ力を尽くします。
その場合、地元の弦楽器職人とのつながりが役に立ちます。しかし、他の拠点も見つかるでしょう。

2. ふれあいの場、フェスティバル、コンサート、会議、イベントなどの一般の方に向けた活動を繰り返し行い、「バロッククラブ Je t’aime」の普及を計ることで、新しい聴衆を常連にすることができるでしょう。

3. バロックに関する出版物(本、漫画)、「アマデウス」のようなスタイルの映画、バロックの音楽家に関するテレビシリーズなどは、効果的です。

4. 最後に、可能なかぎり、コンサートの際に聴衆と音楽家が言葉を交わして盛り上がることができれば、バロックにふさわしい活気が蘇ることでしょう。

インターネット上での展開

一般的に、インターネット上には、最高のものと最悪のものが存在します。

してはならないこと:
専門家しか興味をもたない、専門的なページを並べることです。

すべきこと:
興味をそそるような形で情報を提示することが必要です。例えば、映画「アマデウス」は、想像力の手助けと、作曲技術についての説明を与えつつ、モーツアルト音楽を紹介するために大いに尽力しています。

ポータルサイト
バロック音楽にユニークな興味を持ってもらうために、古い資料の写真(衣装や楽器など)を見せることも、歴史を再現したコンサートを開くことも、夢物語ではありません。

このサイトでは、以下についてグループ化された情報があります。
- バロック音楽に関する歴史と小史について
- 楽器について。その歴史の技術
- 専門の楽器の販売店について
- 音楽家について。その経歴とコンサートのプログラム
これについては、web上の技術を使って、希望の日程と場所を選択できるようになります。よって、毎回のコンサートに最大の聴衆を集められます。
- CD、DVDの販売店について。
- インターネット上での大きな配信元はITunesとその競合各社(おもにGoogle)です。youtubeやDaily Motionの可能性もあるでしょう。

次のような企画も効果的でしょう。
- 聴衆の反応を見られるページ(ブログなど)
- バロックダンスとリンクするページ
- アマチュアグループの活動とリンクするページ
- バロックをテーマとしたクイズとリンクするページ
- 音楽関連ソフトウェアのページ
- 「バロックje t’aime」クラブの活動に関するページ
- ポッドキャストで展開する可能性


技術的な環境構築
この野心的な計画には、インターネットを使った配信や製作に熟練した技術者が必要です。いざとなれば専門知識のあるエージェントを選んだり、すでにこのようなツールを持っているパートナーと連携することが大事です。

創立メンバーと戦略

発案時のメンバーは8名ですが、2009年初めに非営利団体を設立する際はもっと増えていることでしょう(付録のリストをご参照ください)。
当協会の目的は、こちらのパンフレットで紹介いたしました。
協会では、各地方のクラブ、または愛好家による既存のクラブの活動を促進するために認可状を発行します(希望に応じて)。
簡単に言えば、国際的な活動も含めて当協会の活動モデルは、ロータリークラブです。
それぞれのクラブが、状況に応じて音楽家、生徒、弦楽器職人、聴衆などを集めます。

そこでは、次のような活動が求められます。
1. レクチャー付きコンサートの企画運営
2. バロック音楽に関して、とくに若い聴衆の関心を高める活動 
3.アマチュアのバロック音楽家、合唱団員の活動を奨励
4.インターネット上で配信、またはクラシック音楽のレーベルから発売されるような音源の製作。

2009年度の協会の活動
当協会とこの計画を知っていただくために、東京で少人数の聴衆を対象に12回の“音楽家によるレクチャー付きのコンサート”を開催します。年末には、さらに大きな会場で開催できるでしょう。
聴衆の養成については、大人向けにバロック音楽への関心を高めるための講習会、子供向けに入門講座を開きます。
また、「バロックje t’aime」クラブへの参加を募るために、音楽関係者への通知も準備します。


2009年度の戦略
2009年度は、まずは東京、次に地方にて会員を募ることに尽力します。
実際、会員にとって、その人数の多さを証明することは重要です。人数が多ければ、様々なパートナーや企業と交渉しなければならないときに、立場も強くなるでしょう。

メゾン・ドゥ・バロック:今後2年の目標
目標の1つは、主な事務所や聴衆を収容できる専用の場所を持つことです。

様々な機能を1ヶ所に集めることが理想です。
音楽家にとって:リハーサルや録音のできる専門的な場

所弦楽器職人、楽器製作者にとって:作品の展示、デモンストレーションのできる場所

聴衆にとって:バロック・オルガンを備えた大きなコンサートホールといくつかの小さなホール。ともに、音響、照明、録音設備付き

すべての人にとって:運営事務所、会議室、事務室(とくに「バロックje t’aime」クラブの中心的な業務を行う場所)

1 comment:

  1. 通りすがりのアーティストJuly 15, 2009 at 1:43 AM

    お客様を聴衆と言う呼び方をすると不愉快に感じる方はたくさんいるのではないでしょうか?

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